諸塚山
NEWS >> 2024年3月10日(日)、第39回諸塚山山開き開催決定!
諸塚山は、別名大白山とも山尾根に七つの峰があるため七ツ山とも呼ばれ、古くから神山として旧高千穂郷地域の信仰の対象となっていました。山頂に十数基の円墳があると言われ、それが「諸塚(多くの塚=墳墓)」と言う山名の由来。諸塚村の名前はここからきているほど大切にされてきた、村のシンボル的存在です。
諸塚村の北部、高千穂町との境にあり(西登山口付近では、町村境のしるしを見ることもできます)、国道503号線の飯干峠から車で10分ほど上った六峰街道沿いに西登山口があります。
毎年3月には「諸塚山山開き」のイベントが行われており、九州各地から登山愛好家たちが集まります。
標高 1341.6m
諸塚山に登ろう!
おすすめ登山コース
登山の装備
いざ登山!とはいえ、どんな用意をしていけばいいのでしょう?
諸塚山は初心者向けの山ですので、基本的には動きやすい服装であれば大丈夫です。
しかし、登山には想定外や思いがけない事態がつきもの。
季節や時期によっては、雪が降ったり霧が満ちたりと何が起こるかわかりません。
できるだけの装備をして、お気をつけておいでください。
- 歩きやすい靴(もしくは登山靴)
- 動きやすい服(長袖・長ズボンがおすすめ!)
- リュックサック(中に、水筒・食糧・雨具・手袋を入れておくと安心です)
- ライト(懐中電灯より、手をふさがないヘッドライトがおすすめ!)
- 地図、登山マップ(ラミネートや密閉保存袋に入れるなど水に濡れない工夫をしておくと便利です)
- コンパス
諸塚山に登る時におすすめな宿泊施設がこちら、「諸塚山 渓流の里」。
ロフト付の5人用ログハウスが3棟と、テント用のフリーサイトがご用意してあります。
※諸塚山 渓流の里付近や諸塚村内に温泉はありません。諸塚山 渓流の里から一番近い温泉は、飯干峠を越えた先、五ヶ瀬町の木地屋さんになります。ログハウスには浴槽も完備してありますので、お風呂に入られたい方はログハウスをご予約ください。
諸塚山 渓流の里
諸塚山の歴史
英彦山、阿蘇山の修験者の影響を大きく受けた諸塚山が歴史に登場するのは、元禄4年。
1691年の高千穂郷の神社仏閣簿には、「大白太子大明神 無類の大山也。山中石々に不思議成所」と記載されていることから、この時は山そのものが信仰の対象だったことが窺えます。
山頂と諸神を遥拝する西の神前・東の神前と称される神社がありましたが、西の神前は消失し、東の神前は明治43年に諸塚山山頂から立岩地区へと移転。七ツ山神社と名前を変えた後、現在は諸塚神社と改称しています。東の神前跡地には諸塚神社元宮が建立されています(平成2年7月建替)。
諸塚神社の祭神は二十八柱と大変多く、しかも天孫降臨以前の天神七代の祖神十三柱も含まれます。このような高天原時代の神を全部祭ったお宮はほかに例がありません。江戸時代後期の豊後の本草学者・賀来飛霞の著「高千穂採薬記」でも信仰深い山であると記されています。
諸塚山遥拝殿
諸塚神社元宮
INFORMATION
諸塚山
所在地 | 宮崎県諸塚村大字七ツ山 |
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問い合わせ | エコミュージアムもろつか「しいたけの館21」 〒883-1301 宮崎県東臼杵郡諸塚村大字家代3068 TEL:0982-65-0178 *受付時間 8:30~17:00 *毎週水曜定休 FAX:0982-65-0189 |