吉野宮神社
この神社は、諸塚村の南川地区にあります。位の高い盲僧が、旅の途中、諸塚村と北郷村の境の峠でつけ狙ってきた盗賊に襲われ、大金を奪われたという言い伝えがあり、地元民がこの盲僧の霊を500年以上祀っているのが吉野宮神社です。別名座頭神 ( ざとうがみ ) とも呼ばれています。
ここには、享保19年(1743)に建てられた供養塔があります。命日にあたる毎年3月28日には目の神様を崇める、村人たち手作りによる荘厳な座頭神祭(通称「座頭さん」)が行われています。
盲僧の伝説は、吉野宮物語として語り継がれています。